●歯ぐきの色、なぜ黒ずんでしまうのでしょうか
骨格などの違いによって、笑ったときに歯ぐきが見える人と見えない人がいます。
歯ぐきが見える人の中には、歯ぐきの色を気にする人も多いようです。
健康的な歯ぐきの色は、薄いピンク色です。
笑顔に現れる白い歯とピンクの歯ぐきは、その人の表情をパッと明るくします。
気にする人が多いのも当然でしょう。
歯周病による炎症があると、赤くなったり黒ずんだりします。
また、ほかの全身的な疾患によって歯ぐきの色が悪くなることもあります。
しかし、全身的な疾患がとくになく、歯周病も治したのに、まだなんとなく歯ぐきの色が悪いという人もいます。
歯ぐきの黒ずみは、皮膚と同じようにメラニンという色素が沈着するために起こってきます。
先天的な理由のほか、タバコによる沈着などが考えられます。
対処法はレーザーか薬品による除去ですが、また色素沈着が起こる場合があります。
また、虫歯治療で詰めた金属のイオン反応によって歯ぐきが黒ずんでいくこともあります。
あるいは、歯ぐきの色は血液の色が透けて見えている面もありますから、血液循環があまりよくないと歯ぐきの色も悪くなります。
全身的な疾患はないとしても、いつも貧血気味である、肝臓が疲れている、睡眠不足だ、といったような体調不良が歯ぐきの色に現れるということもある
でしょう。