スタイルと口元の美しさは比例している、そんな印象をお持ちではないでしょうか?
「天は二物も三物も与えてるんだなー」
そんな嘆きも聞こえてきそうです(笑)。
でも、スタイルと歯はまったく関係ないわけでもないようです。
というのは、よく噛む人は太りにくい、ということがわかっているからです。
最近の調査で、早食いの習慣がある人は肥満が多いことがわかってきました。
早く食べると、胃袋に食べものがたまって「もう満腹だからいらない」と感じる前にどんどん食べてしまうので、つい食べすぎてしまうのです。
そしてもう一つ、早食いの人ほど、お口の中にたくさんの食べものをつめこんで、ほとんど噛まないで飲み込んでいる、ということもわかっています。
早食いの人の特徴は、もーぐ、もーぐと噛むことです。
そして3~4回噛みながら、どんどん飲み込んでは、お口に入れてしまうのです。
逆にゆっくり食事をする人は、食べものを少しずつお口に入れ、十分に噛んでから飲み込みます。
早食いの人は、早く食べなければ美味しくない、と言います。
しかしそれは、食べすぎから肥満を招き、美容も健康もそこなうことにつながるのです。
厚生労働省はひと口で30 回噛む「噛ミング30(かみんぐさんまる)運動」を提唱しています。
みなさんもぜひ実践してみてください。
次回は『口臭のない笑顔の会話を』というテーマでお話ししていきます。